ガザ地区でワクチン接種“戦闘一時休止”合意も…人質6人の遺体 イスラエル首相、報復を宣言
パレスチナ自治区ガザ地区で1日、およそ64万人を対象にポリオワクチン接種が始まりました。実施される地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスが、戦闘を一時休止することで合意しています。
ガザ中部の病院などでは1日、10歳未満の子どもへのポリオワクチンの接種が始まりました。接種が行われている地区では、時間を限定してイスラエルとハマスが戦闘を休止することで合意しています。
一方、イスラエル軍によりますと、ガザ南部の地下トンネルで先月31日、ハマスが人質にしていた男女6人が遺体で発見されました。イスラエル軍は、到着の直前に人質がハマスによって殺害されたとの見方を示しています。
ネタニヤフ首相は声明で、「人質を殺害した者にたどり着くまで我々の休息はない」と報復を宣言しました。ワクチン接種と戦闘休止は、地区ごとに数日間予定されていますが、対象地区以外では激しい戦闘が続きそうです。