マスク着用義務に「違法」判断 公共交通機関の着用義務停止 米
アメリカ・フロリダ州の連邦地裁判事は18日、飛行機やバスなどの公共交通機関で、CDCがマスク着用を義務づけていることは「違法」だとして、無効にする判断を示しました。これを受け、アメリカの運輸当局は、アメリカ全土で公共交通機関でのマスク着用義務を停止しました。
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18日、アメリカのホワイトハウスでは、キリスト教の復活祭、「イースター」のイベントが3年ぶりに復活しました。
記者
「ホワイトハウスで行われているイースターの恒例行事。バイデン大統領も参加して子供たちとふれ合い、リラックスした表情を見せています」
バイデン大統領は、イースター恒例の子供たちの「卵転がし競争」でスターターを務めたり、マスクなしで記念撮影に気さくに応じたりしていました。
こうした中、南部・フロリダ州の連邦地裁判事は18日、飛行機やバスなどの公共交通機関で、CDC(=疾病対策センター)がマスク着用を義務づけていることは「違法」だとして、無効にする判断を示しました。
マスク着用を義務化することは、アメリカの保健当局の権限を超えていると指摘しています。
アメリカでは、地域によって再び感染者が増加傾向にあることなどを受け、マスク着用義務は5月3日まで延長されていましたが、今回の判断を受け、アメリカの運輸当局は、アメリカ全土で公共交通機関でのマスク着用義務を停止しました。
ホワイトハウスのサキ報道官は「残念だ」と述べた上で、引き続き、マスクの着用を推奨する考えを示しています。