米国務長官が中国けん制 ペロシ氏の台湾訪問で緊張高まれば「責任は全て中国政府に」
アメリカのペロシ下院議長が2日夜、台湾を訪問すると報じられていることについて、ブリンケン国務長官は1日、「議長が訪問を決断し、中国が緊張を高めれば、責任は全て中国政府にある」とけん制しました。
シンガポールなどアジアを訪れているペロシ氏について、台湾メディアは2日夜、台湾に到着し、3日、蔡英文総統と面会する予定だと報じています。
アメリカのブリンケン国務長官は、ペロシ氏の台湾訪問について「議長自身が決めることだ」としつつ、訪問後、緊張が高まれば「責任は全て中国政府にある」とけん制しました。
ブリンケン国務長官「もしペロシ議長が台湾訪問を決め、それに対して中国が危機を作り出したり、緊張を高めたりするなら、責任は全て中国政府にある」
一方、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、「中国が今後数日で、軍事的挑発など、さらなる行動をとる可能性がある」との見方を示しました。
カービー調整官は、アメリカの台湾政策に変更はないと繰り返し述べ、中国側に自制するよう求めています。