日本の輸送船「もんてびでお丸」ルソン島沖の海底で見つかる 第2次大戦中に沈没
第2次世界大戦中に撃沈された日本の輸送船が、フィリピン・ルソン島沖の海底で発見されたと、オーストラリアの調査チームが22日、発表しました。
オーストラリアメディアによりますと、日本の輸送船「もんてびでお丸」は、フィリピン・ルソン島沖の水深4000メートル以上の海底で見つかりました。
「もんてびでお丸」は、第2次世界大戦中の1942年7月1日、オーストラリア人979人を含む14か国の捕虜およそ1060人を輸送中、アメリカの潜水艦から魚雷攻撃を受け沈没しました。
オーストラリアでは史上最悪の海難事案とされ、国防省の支援を受けた調査チームが、1912年に大西洋で沈没したタイタニック号よりも深い海底で発見しました。
アルバニージー首相は自身のSNSで、「遺族にとって少しでも慰めになることを願っている」と述べました。
写真:沈没前の「もんてびでお丸」(豪州サイレントワールド財団提供)