イスラエル軍、ガザ地区病院への攻撃続ける エジプト「避難場所」を整備か
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区の南部ハンユニスにある病院で軍事作戦を続けていて、複数の死者が出ています。
イスラエル軍は、ハンユニスにあるナセル病院でイスラム組織ハマスが人質を拘束しているなどの情報があるとして、病院への攻撃を続けています。
ナセル病院は、ガザ地区南部で最大規模の病院です。ガザ地区の保健当局は、病院には多くの患者や医療関係者が残っており、発電機が止まって酸素が供給されなくなったことから、5人の患者が死亡したとしています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザ地区南部のラファでも地上作戦をおこなうとしています。ラファには140万人以上が身を寄せており、攻撃が行われれば、大勢の住民がエジプトに逃れる可能性があります。
ロイター通信は複数の情報筋の話として、エジプトがガザ地区との境界付近に避難場所の整備を進めていると伝えていますが、エジプト側は「根拠のない情報だ」としています。