昨年9月の選挙で極右政党が初めて第1党となったオーストリアで、極右政党抜きの連立交渉が決裂し、ネハンマー首相が辞意を表明しました。

オーストリアでは、去年9月に行われた国民議会の選挙で、移民排斥などを訴える極右でロシア寄りの政党「自由党」が初めて第1党となりました。

ネハンマー首相率いる第2党の中道右派「国民党」は、極右政党抜きの連立政権を目指し協議を続けてきましたが、ロイター通信によりますと、4日、交渉は決裂したという事で、ネハンマー首相は数日以内に首相と党首を辞任すると表明しました。

これにより、今後、極右の自由党を交えた連立交渉が始まるか、あらためて解散総選挙が行われる可能性があるとみられています。