フランス国民議会選挙、極右政党「国民連合」過半数に届かずか 決選投票続く
フランスで7日、議会下院にあたる国民議会選挙の決選投票が行われています。事前の調査では、極右政党「国民連合」は過半数の議席は獲得できないと予測されています。
決選投票では、極右政党「国民連合」が初めて単独過半数の289議席を獲得できるかが焦点です。投票率は午後5時時点で59.71%と、2年前の選挙と比べて21ポイントも上がっていて、また先週の第1回投票よりも、わずかに高くなっています(先週59.39%)。
5日時点の世論調査では、国民連合は共闘勢力とあわせて、初めて第1勢力になる勢いで、マクロン大統領率いる与党連合は第3勢力に転落する見通しです。
一方、与党と左派が200を超える選挙区で候補者を一本化したことで、国民連合は過半数には届かない見込みとなっています。
いずれの勢力も過半数に満たない場合、連立政権を組むのかなどは分かっておらず、今後、政権がどのような形で発足するのかは不透明となります。
投票は日本時間の8日午前3時に締め切られ、即日開票されます。