“ロシアの戦争犯罪”国際会議、ウクライナ西部で開催 米欧代表など出席
ウクライナ東部の戦況で焦点となっている要衝・バフムトをめぐり激しい攻防が続いています。ロシアの民間軍事会社の創設者は、街を実質的に包囲したと述べました。
ワグネルの創設者・プリゴジン氏が公開したとされる映像では、バフムトにある建物の屋上で、戦闘員が旗をかかげ、ギターなどを手にして踊る様子などがうつっています。
ワグネル創設者・プリゴジン氏「ワグネルは実質的に、バフムトを取り囲んでいます。ウクライナに残されたのは、道1本だけです」
ロシア側は、ドネツク州全域の掌握に向けた足がかりとして、バフムト攻略を狙って攻勢を強めています。
ウクライナ兵「我々はバフムトに立っている。現時点では誰も撤退するつもりはない」
ウクライナ側は徹底抗戦の構えを崩していませんが、戦略的撤退の可能性も指摘されるなど苦戦を強いられています。
一方、ウクライナの西部で3日、アメリカの司法長官やEU(=ヨーロッパ連合)の代表などが出席して、ロシアによる戦争犯罪の疑惑を話し合う国際会議が開かれました。
この会議で、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシア軍の責任追及がなされた時に正義が回復する」などと述べ、戦争犯罪の捜査などで各国にさらなる協力を求めました。