中国・上海で、アニメやゲームに関する国際博覧会が13日から始まりました。中国では近年、国産アニメ産業の成長に力を入れています。

新型コロナの影響で、2年ぶりの開催となった「中国国際アニメ・ゲーム博覧会」には、国内外から280社以上のアニメやゲーム関連の企業が参加しました。映画「すずめの戸締まり」が大ヒットするなど、日本のアニメも引き続き人気を集めています。

来場者
「小さい頃、テレビで（『ガンダム』を）見た」

一方、中国政府は、国産アニメ産業の成長を後押ししています。

記者
「以前は日本アニメのキャラクターに扮した方が多かったのですが、現在の流行は、中国国産のキャラクターです」

中国政府は、制作会社を税制面で優遇するほか、アニメ放送の中で自国の作品の割合が7割を下回らないよう規定するなど支援を行っています。中国のアニメ市場は2022年、9500億円規模となるなど市場も拡大が続いています。