WHO独立委“初期対応の遅れ”に中国反論
新型コロナウイルスへの対応を検証しているWHO(=世界保健機関)の独立委員会が中国の初期対応の遅れを指摘したのに対して、中国外務省は19日、「早期の対策で感染と死亡を減らした」と反論しました。
WHOの独立委員会が18日に公表した中間報告では、中国について「去年1月の時点でより強力な公衆衛生対策を取れていたはずだ」として初期対応に遅れがあったと指摘しました。
これに対し、中国外務省の報道官は19日の会見で、「我々は当然より良い対応をするため努力するべきだ」とする一方、「これは国を問わずアメリカ、イギリス、日本、すべての国が努力するべき」と主張しました。
その上で、当時の対応については「世界で最も早く警報を出した国として情報が限られている中でも早期の対策を取り、感染と死亡を減らすことができた」と正当化しています。