×

中国“初期対応の遅れ”WHO独立委が指摘

2021年1月19日 13:37

新型コロナウイルスへの対応を検証しているWHO(=世界保健機関)の独立委員会は18日、中間報告を公表し、中国の初期対応の遅れなどを指摘しました。

独立委員会は今後の感染症対策への教訓を得るため、新型ウイルスをめぐるWHOや各国の対応を検証しています。18日に公表された中間報告では、中国について、「去年1月の時点で、より強力な公衆衛生対策を取れていたはずだ」と指摘し、初期対応に遅れがあったとの認識を示しています。

一方、WHOが緊急委員会を去年1月22日まで開かず、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を翌週に先送りしたことについては、「理由が明らかになっていない」と疑問視しています。

独立委員会は今後も検証を続け、5月のWHO総会で最終報告を行う方針です。