ＷＨＯ（＝世界保健機関）の新型コロナウイルスへの対応などを検証している独立委員会は１０日、ＷＨＯの権限や組織が感染対策に即したものかなどについて検討し、来年１月に中間報告を行うことを明らかにしました。

独立委員会は、新型コロナウイルスについて今後の感染症対策への教訓を得るため、ＷＨＯや各国の対応を検証しています。１０日、オンライン形式で開かれているＷＨＯの総会で、独立委員会は検証の進ちょく状況を報告。ウイルス感染拡大への対応を詳細にまとめ、国ごとで異なった対応などがどう影響したかを分析していく方針を示しました。

ＷＨＯについては、感染対策を講じる上で適切な権限や資金調達を行えるか、各国や関係機関との間で任務を遂行できる統治体制となっているかなどを中心に検証を進めるとしています。

独立委員会は来年１月に検証の中間報告をまとめ、５月の総会で最終報告を行う方針です。