WHO勧告「接種を海外渡航条件にしない」
WHO(=世界保健機関)は15日、新型コロナウイルスへの対応について、専門家による緊急委員会を開き、ワクチン接種などを海外渡航の条件としないよう各国に勧告しました。
WHOは15日の会見で、専門家による緊急委員会を招集し、各国に対し、渡航者にワクチン接種の証明書を求めないよう勧告したことを明らかにしました。ワクチンの数に限りがある上、接種した人が感染を拡大しないという証拠が不足しているとして、不必要な渡航制限を設けるべきではないとしています。
一方、イタリアで2019年、感染が拡大していたとする研究結果について、WHOの感染症の専門家は、「“最初の感染者”と呼んでいるかもしれないが、それは見つからないかもしれない」と述べ、慎重に確認していく考えを示しました。