イスラエル UAE・アブダビに大使館開設
イスラエルは24日、UAE=アラブ首長国連邦との国交正常化を受けて、UAEの首都アブダビに大使館を開設しました。
イスラエルは歴史的に対立してきたアラブ諸国との関係改善を進めていて、去年8月、UAEと国交正常化で合意しています。これを受けて、イスラエル外務省は24日、UAEの首都アブダビに大使館を開設したと発表しました。
一方、UAE政府も24日、イスラエルに大使館を開設することを承認しました。国営メディアによりますと、UAE大使館は商業都市のテルアビブに開設されるということです。
大使館は通常、首都に置かれるもので、イスラエル政府は帰属をめぐって争いがあるエルサレムを首都だと主張していますが、日本など大半の国はこの主張を認めず、テルアビブに大使館を置いています。
アラブ諸国が支援するパレスチナ自治政府は東エルサレムを将来の独立国家の首都とする考えで、UAE政府はこれに配慮したとみられます。