米露“初電話会談”新START延長で一致
アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が初めての電話会談を行い、両首脳は、核軍縮を進める新START=新戦略兵器削減条約を5年間延長させる方針で一致しました。
戦略核弾頭などの数を制限する新STARTは、来月5日に失効期限が迫っていますが、両首脳は、条約の5年間の延長に向け、実務レベルの協議を加速させることで一致しました。
また、ホワイトハウスによりますと、会談ではバイデン氏がロシア当局による野党指導者ナワリヌイ氏の拘束に懸念を示したほか、ロシアのハッカー集団が関与したとされるアメリカの政府機関への大規模なサイバー攻撃や、アフガニスタン駐留アメリカ兵の殺害にロシアが懸賞金をかけていた疑惑についても懸念を示しました。