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露前首相、憲法改正で“領土交渉は不可能”

2021年2月2日 4:59

ロシアのメドベージェフ前首相は、昨年の憲法改正を理由に、北方領土問題を話し合うことは不可能だと明言し、こう着状態が続く北方領土問題を含む日露の平和条約交渉について、日本側をけん制しました。

ロシアの国家安全保障会議で副議長を務めるメドベージェフ前首相は、1日、ロシアメディアのインタビューに、去年成立した領土割譲禁止を明記したロシアの憲法改正で、「我々にロシア領土の主権の引き渡しについて交渉する権利はない」と述べました。

憲法改正で北方領土の返還交渉は不可能だと明言したうえで、日露の平和条約交渉についても、日本側が北方領土の返還を国民的コンセンサスとしている以上、条約の締結は不可能との見方を示しました。

一方で、平和条約交渉を今後再開し、北方領土の共同経済活動を協議することへの期待を示しています。