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操縦士が空間識失調か コービー氏死亡事故

2021年2月10日 15:57

去年、アメリカで、バスケットボールの元スター選手、コービー・ブライアントさんらが死亡したヘリコプターの墜落事故について、運輸当局は9日、パイロットが空間識失調の状態に陥っていたとみられると結論づけました。

この事故では、NBA・レイカーズの元スター選手、コービー・ブライアントさんら乗客8人とパイロットが死亡しました。

事故当時は雲が多く視界が悪い状態で、アメリカの国家運輸安全委員会は9日、調査の結果、パイロットが、雲が多い中を飛行し続けたため方向などが分からなくなる空間識失調の状態に陥ったとみられると結論づけました。安全確保のために求められる計器を使った飛行も行っておらず、パイロットの不適切な判断が事故につながったと指摘しています。