ミャンマーで２２日、軍によるクーデター後、最大規模の抗議デモが行われました。各地でゼネストが呼びかけられ、幅広い業種で休業が相次いでいます。

最大都市ヤンゴンでは、集まった市民が幹線道路を埋め尽くし、軍に対し抗議の声をあげました。

地元メディアによりますと、参加者は全土で数百万人にのぼり、クーデター以降、最大規模となりました。

統治を進めたい軍は発砲などを繰り返し、デモの抑え込みを強めていますが、公務員らが職場を放棄する不服従運動は広がる一方で、経済や政府機関の一部がまひした状態が続いています。

また、ＳＮＳを通じ、幅広い業種でゼネストが呼びかけられていて、２２日はこれまで営業を続けてきたスーパーや商業施設も臨時休業しました。

さらに、医療関係者もストライキを行っているため、新型コロナウイルスの検査数が激減していて、デモで多くの人が密集することで感染の拡大も懸念されます。