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モデルナ“南ア型”対応のワクチンを開発へ

2021年2月25日 14:20

アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンが開発する新型コロナウイルスのワクチンについて、1回の接種で6割を超える高い有効性があるとの検証結果が公表されました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発するワクチンについて、FDA(=米食品医薬品局)が臨床試験のデータを検証した結果、1回の接種を行った後、中程度から重度の発症を防ぐ効果が、全体で66.1%あったということです。

変異ウイルスの感染が広がる南アフリカでは、アメリカよりも低い水準となったものの、重症化の予防については、どの地域でも高い効果がみられたとしています。

このワクチンは接種が1回で、保管もしやすいことから普及が期待されていて、今週中にもアメリカで3例目となる緊急使用が認められるとみられます。

一方、バイオ医薬品メーカーの「モデルナ」は24日、すでに実用化されているワクチンとは別に、南アフリカ型の変異ウイルスに対応するための新たなワクチンを開発し、今後、臨床試験を行うと発表しました。

これまでの2回の接種に追加して、3回目に新たなワクチンを接種するなどの方法で、効果を検証するとしています。