米FDA、2例目のワクチン緊急使用許可
アメリカのFDA(=食品医薬品局)は18日、新型コロナウイルスのワクチンについて、2例目となる緊急使用許可を出しました。
緊急使用許可が出たのは、バイオ医薬品メーカー「モデルナ」が開発したワクチンです。ファイザーなどが開発したワクチンに続く2例目の許可で、FDAは、18歳以上の個人に対して緊急で使用することを認めました。
政府高官は、このモデルナのワクチンについて、来週にも590万回分を全米に届けるとしていて、順次、接種が始まる見通しです。
モデルナのワクチンについては、日本政府も2500万人分の供給を受ける契約を結んでいます。
緊急使用許可を受け、アメリカのバイデン次期大統領は、「我が国が直面している危機を克服する戦いのもう一つの道標になった」「政治的な影響を受けずに、安全性と有効性を評価してくれた専門家や治験参加者に感謝する」との声明を出しました。
バイデン氏は週明け21日に、ファーストレディーとなるジル夫人とともにワクチンを接種し、その様子を公開することにしています。