香港でワクチン接種が本格的にスタート
香港では26日から新型コロナウイルスのワクチン接種が本格的に始まりました。
香港で接種が始まったのは、中国の製薬大手「シノバック」が製造したワクチンです。まずは医療従事者や60歳以上の高齢者、それに高齢者施設で働く職員などに優先して接種し、今後は一般市民も接種できるようになります。
希望者は政府が開設した予約サイトに個人情報を入力して接種の日時を決めますが、23日に受け付けが始まると、当日だけで7万回分の予約が埋まったということです。
香港政府はシノバックのほか、ドイツのビオンテック、イギリスのアストラゼネカなどとも契約していて、全市民が2回以上接種できる2250万回分のワクチンを確保しています。
香港政府の林鄭月娥行政長官は22日、中国のシノバックが製造したワクチンを接種する様子を報道陣に公開し、市民に向けて安全性をアピールしていました。