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EU ワクチン証明書導入、夏までに目指す

2021年3月3日 8:52

EU(=ヨーロッパ連合)は、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを示す「ワクチン証明書」の導入をこの夏までに目指す考えを明らかにしました。

EUのフォンデアライエン委員長は1日、自身のSNSで、ワクチンを接種した人に、EU共通のデジタル証明書を発行するため、今月中に法案を提出することを明らかにしました。証明書の目的について、「仕事や観光で、EU域内外の安全な移動を段階的に可能にすること」としています。

技術開発などに少なくとも3か月かかることから、夏までの実用化を目指すということです。航空業界ではスマホのアプリなどの開発が進んでいます。

証明書を巡っては、観光業が低迷するギリシャなどが導入を求めていますが、フランスなどは「接種を受けられない人への差別を生む」と否定的な姿勢を示しています。