イラク米軍基地攻撃バイデン氏“対抗措置”
イラク西部のアメリカ軍などが駐留する基地に3日、ロケット弾が相次いで撃ち込まれました。バイデン大統領は、攻撃した者を特定し対抗措置を取る考えを示唆しました。
アメリカ国防総省によりますと、イラクのアサド空軍基地には、ロケット弾およそ10発が撃ち込まれていて、複数の箇所から発射されたとみられるということです。この攻撃による直接の死傷者はいないものの、避難する際、民間業者の1人が心臓発作で死亡しました。
バイデン大統領「誰の仕業か特定しようとしている。ある時点で判断する」
また、ホワイトハウスのサキ報道官は、「我々のタイミングと方法で行動を取る」と述べ、何らかの対抗措置を取る考えを示唆しました。
イラクでは先月、北部アルビルのアメリカ軍駐留施設近くでもロケット弾による攻撃が発生し、バイデン政権は報復として、イラクとの国境に近いシリア東部にある親イランの民兵組織の施設を空爆していて、緊張がさらに高まる恐れがあります。