香港の選挙制度を見直して中国政府に批判的な民主派勢力を排除する案が５日から始まる会議で議論されることになりました。

中国では５日から年に一度の重要会議、全人代（＝全国人民代表大会）が始まりますが、中国メディアによりますと、この中で香港の選挙制度の見直しについて議論されることが決まったということです。

具体的な内容は明らかになっていませんが、中国当局は、愛国者による香港の統治を推進するとの発言を繰り返しており、中国政府に批判的な民主派の立候補資格を剥奪する仕組みの導入が検討されるとみられます。

香港では今年９月に香港の国会にあたる立法会選挙を控えており、民主派勢力の反発が予想されるほか、香港での人権抑圧を懸念する国際社会からの批判も高まりそうです。