ミャンマー 警察の中にも「不服従運動」
軍事クーデターへの抗議デモに対する弾圧が強まるミャンマーで、警察の中から市民に暴力を振るえないとして、職場を放棄する動きが出てきています。
ミャンマーでは連日、市民らによる大規模な軍への抗議デモが続き、警官隊などが発砲を繰り返すなどして、国連の発表ではこれまでに50人以上が死亡しました。
こうした中地元メディアは、警察の中で、これ以上デモ隊に暴力を振るうことはできないとして職場を放棄する「不服従運動」が広がり、これまでに100人以上が参加したと報じています。
参加した警察官らは、「不法に権力を握った独裁者には従えない」などと訴えているということです。
また、ロイター通信は、ミャンマーの警察官19人が4日、隣国のインドに逃れたと報じました。
警察官らは抗議デモの弾圧の命令に従うことはできなかったと話しているということで、軍からの報復を恐れ、保護を求めたとみられます。