米議員団が台湾訪問、蔡英文総統と会談 中国は強く反発「対抗措置も辞さない」
アメリカの議員団が台湾を訪問し8日、蔡英文総統と会談しました。アメリカの議員の台湾訪問は、先月以降、4回目で中国は「対抗措置も辞さない」と強く反発しています。
蔡総統と会談したのは、アメリカのステファニー・マーフィー下院議員が率いる超党派の議員団です。会談で蔡総統は、「中国の軍事演習が続いた後、アメリカの議員団が示した台湾への揺るぎない支持に感謝したい」と述べました。
先月、ペロシ下院議長の台湾訪問に猛反発した中国は大規模な軍事演習を行いましたが、その後も、アメリカの議員による台湾訪問が相次いでいて、1か月あまりで4回目です。
これに対し、中国側は「台湾とは非公式関係を維持するだけだというアメリカ側の約束に違反する」と強く反発したうえで、対抗措置も辞さない考えを強調しました。