習主席とロシア首相が会談 連携強化を確認…G7各国に対抗か
中国の習近平国家主席は24日、ロシアのミシュスチン首相と北京で会談し幅広い分野での連携強化を確認しました。中露への厳しい姿勢を示したG7各国に対抗する狙いがありそうです。
中国国営テレビによりますと、習主席は会談で「各分野での協力をさらに高いレベルへ押し上げたい」と述べ、経済や貿易、エネルギーなど幅広い分野での協力強化を呼びかけました。その上で、「核心的利益に関わる問題では、 引き続き互いに支持したい」と強調し、国連などの場で共闘していく姿勢を示しました。
ロシア政府によりますと、ミシュスチン首相は、「我々は、違法な制裁を利用して自分たちの意思を押しつける欧米各国の試みに抵抗している」などと応じたということです。
両国としては、G7広島サミットで中露への厳しい姿勢が示されたのに対し、連携強化をアピールして対抗する狙いがあるとみられます。