WHO「接種継続すべき」アストラワクチン
接種後に血栓ができ、一部の国が使用を見合わせているアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、WHO(=世界保健機関)は、接種を継続すべきとの見解を示しました。
アストラゼネカのワクチンを巡っては、接種後に血栓ができる事例が確認され、デンマークやノルウェーなど複数の国が接種を一時中止しています。
WHOは12日の会見で、EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局や各国から提供されたデータの分析結果をもとに、接種を継続すべきとの見解を示しました。
その上で、「世界でこれまでに3億3500万回以上のワクチン接種が行われたが、ワクチンが原因で死亡した例はない」と強調しました。
ワクチンと血栓の因果関係については、調査中としています。