バッハ会長「日本側の決定を全面的に尊重」
東京オリンピック・パラリンピックに向けたIOC(=国際オリンピック委員会)や東京都などによる5者のトップ協議が行われ、海外観客を受け入れないことが正式に決定しました。
IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長はビデオメッセージを公開し、「日本側の決定を全面的に尊重する」と述べました。
バッハ会長「海外の観客を受け入れないという日本側の決定を、IOCとIPCは全面的に尊重する」
バッハ会長は20日、このように述べた上で、「世界中の熱狂的なファンや、選手の家族や友人の落胆を理解し、彼らとともにそれを感じている」と心境を語りました。その上で、「本当に申し訳なく思うが、必要な決定だった。参加者全員の安全を尊重しなければいけないからだ」と理解を求めました。
そして、「このオリンピックが暗いトンネルの先の灯りとなり、平和、連帯、打たれ強さの強いメッセージを日本から世界に発信できると固く信じている」と強調しました。