ミャンマー軍トップ クーデター正当性主張
軍が全権を掌握しているミャンマーで27日、「国軍記念日」を祝う軍事パレードが行われました。軍トップはあらためてクーデターの正当性を主張しました。
式典は首都ネピドーで開かれ、軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は演説で、去年の総選挙で不正があり、クーデターは「避けられなかった」とあらためて正当性を主張しました。
「国軍記念日」の式典は、軍が威信をかけて行う最も重要な行事です。式典には例年、およそ30か国の代表が招待されますが、今年は中国やロシア、インドなど8か国の出席にとどまり、日本など多くの国が欠席しました。
一方、クーデターに反発する市民らは式典に合わせて各地で抗議デモを行っています。地元メディアは、最大都市ヤンゴンで治安部隊が発砲し、市民ら8人が死亡したと報じました。現地の人権団体によりますと、26日までに少なくとも328人が犠牲となっています。