米消費者物価指数8.5%上昇 40年ぶりの高い伸び
インフレの高止まりが続くアメリカで、先月の消費者物価指数が約40年ぶりの高い伸びとなりました。
アメリカ労働省が12日に発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて8.5%上昇し、1981年12月以来、約40年ぶりの高い伸びとなりました。2月の7.9%よりもさらに加速しています。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ガソリン価格が48.0%と大きく跳ね上がり、物価の上昇に拍車をかけています。
FRB(=連邦準備制度理事会)は、インフレを抑え込むため、先月、3年3か月ぶりの利上げに踏み切りましたが、市場関係者は、「インフレの裾野はサービス部門にも広がっていて、今後もインフレ傾向は続く」としています。