有権者が2億人を超える「世界最大の直接選挙」インドネシアの大統領選挙が14日行われ、国防相のプラボウォ氏が勝利宣言しました。

今回の大統領選挙はジョコ大統領の路線を継承する国防相のプラボウォ氏に対し政策の見直しを訴える前ジャカルタ州知事のアニス氏らが挑む構図でした。地元の調査機関などの発表でプラボウォ氏が過半数の票を獲得して当選が確実となり先ほど勝利宣言しました。

プラボウォ氏は、「この勝利はすべてのインドネシア人の勝利だ」とのべ国民に連帯を訴えました。ただ、プラボウォ氏は陸軍特殊部隊の司令官を務めていた時代に民主活動家の誘拐など人権侵害に関わった疑いが指摘されています。また、副大統領候補にジョコ大統領の息子を据えるなどかいらい政権を危惧する声もあがっています。