ミャンマーで市民19人に死刑判決
ミャンマーの国営テレビは9日、軍関係者を殺害した罪で市民19人が死刑判決を受けたと伝えました。市民への死刑判決はクーデター以降、初めてとみられます。
国営テレビによりますと、市民19人は国軍記念日の先月27日、最大都市ヤンゴンで軍関係者を殴るなどして殺害したとされています。現場は戒厳令の発令地区だとして軍法会議が開かれ、市民19人への死刑判決を決めました。上訴は認められていません。市民への死刑判決はクーデター以降、初めてとみられます。
一方、地元メディアは9日、ヤンゴン近郊で市民ら60人以上が治安部隊の銃撃で死亡したと伝えていて、現地の人権団体によりますとこれまでの犠牲者は少なくとも618人にのぼります。