米CDC J&J接種再開の判断“先送り”
アメリカの医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の新型コロナウイルスワクチンを接種した後に血栓症が生じた事例について、CDC(=疾病対策センター)の諮問委員会が開かれましたが、接種再開の判断は事実上、先送りされました。
CDCはジョンソン・エンド・ジョンソンの新型ウイルスワクチンを接種後に血小板の減少を伴う血栓症が6件報告されたことを受け、接種中断を勧告しています。
CDCの諮問委員会は14日、症例を検証するための会合を開きましたが、委員からは「現時点で決定を下すだけの十分な情報がない」という意見が出て、勧告を変更するかを問う投票は行われませんでした。接種再開の判断は先送りされた形です。
諮問委員会は1週間から10日後に改めて会合を開くとしています。