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ワクチン完了者の移動制限を緩和 米CDC

2021年4月3日 7:22

アメリカのCDC(=疾病対策センター)は2日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人に対する移動の制限を緩和しました。

CDCはこれまで、アメリカ国内を移動する人には移動前と移動後の感染検査や、移動後の隔離措置などを義務づけていましたが、2日に発表された新たなガイドラインでは、ワクチン接種を完了してから2週間がたった人は、こうした検査や隔離を免除するとしています。

また、海外への渡航についても、訪問先の国が出発前の感染検査を義務づけていない場合は、検査を受けなくても渡航できるとしたほか、アメリカに帰国後に義務づけていた隔離措置も免除するとしています。

CDCは今回の変更について、ワクチンの普及によって旅行によるリスクが軽減したためとしていますが、CDCのトップは会見で、「感染者数が増加しているので、今も旅行自体は推奨しない」とコメントしています。