ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）は２１日、首脳会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、不要不急のＥＵ内の移動制限を検討していくことで一致しました。

ＥＵは２１日、緊急の首脳会議をオンライン形式で開きました。会議では、主に新型ウイルス対策について協議され、感染拡大が懸念される中、ＥＵ内の旅行など不要不急の移動を制限する措置を検討していくことで一致しました。

具体的な措置の権限は各国にありますが、生活必需品の輸送などを確保するため、国境の封鎖は行わない方針です。

また、ワクチンを接種した人がＥＵ内を自由に移動できる証明書の発行についても議論され、観光業が低迷するギリシャなどが導入を求めましたが、慎重論が多く、今後も協議を続けることになりました。