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米が新たな制裁 露外交官10人国外追放

2021年4月16日 5:47

アメリカのバイデン政権は15日、ロシアによるサイバー攻撃や大統領選への介入などを受け、新たな制裁措置を発表しました。ロシア人外交官10人を国外追放するなどしています。

新たな制裁措置では、首都ワシントンに駐在するロシア人外交官10人を追放したほか、去年のアメリカ大統領選挙への介入に関与したとして、32の団体や個人のアメリカ国内での資産を凍結し、取引を禁止しました。

また、大規模なサイバー攻撃では、諜報機関の対外情報庁が関与したと断定し、クリミア半島の編入に関わった企業やロシア当局者なども制裁の対象としました。

さらに、6月14日から、ロシア中央銀行などが発行する国債の取引を禁止するとしています。

これに対し、ロシア政府はモスクワ駐在のアメリカ大使を外務省に呼び出し、抗議しました。

ザハロワ報道官は、「断固たる反撃をする」として、報復措置を取る考えを示しています。