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ネタニヤフ首相、ガザ地区の今後について“パレスチナ自治政府が統治すべきでない”

2023年11月13日 12:04

イスラエルのネタニヤフ首相は12日、ガザ地区の今後についてパレスチナ自治政府が統治すべきではないとの考えを強調しました。

パレスチナ自治政府はかつて、ヨルダン川西岸とガザ地区の両方を管理していましたが、2007年にイスラム組織ハマスがガザ地区を武力制圧し、実効支配してからは分裂した状態が続いています。

ロイター通信によりますと、アメリカはブリンケン長官がガザ地区の今後について、パレスチナ自治政府が中心的な役割を果たすべきと述べるなど、イスラエルによる統治に否定的な考えを示しています。

しかし、ネタニヤフ首相は12日、アメリカのNBCのインタビューで、ガザ地区は「『別の管理機関』が統治する必要がある」と述べ、パレスチナ自治政府が統治すべきではないとの考えを強調しました。ネタニヤフ首相は11日、「軍が必要な限り、ガザ地区の安全保障を管理する」と述べていて、戦闘終結後も軍をいつでも投入できるようにする考えを示しています。