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処理水放出“最善か問いたい”韓国環境相

2021年4月27日 16:50

日本政府が福島第一原発の処理水を海に放出する方針を決めたことをめぐり、韓国の原子力学会は26日、韓国への「影響は微々たるもの」とする見解を発表しました。

韓国・原子力学会は発表で、処理水すべてを仮にそのまま1年で海に放出した場合でも、希釈されるなどして「韓国国民が受ける放射線量は許容される線量の約3億分の1で無視できる水準だ」と指摘。「影響は微々たるもの」との見解を示しています。

また、「ほとんどの韓国メディアが放射能の恐怖をあおる報道をしている」と苦言を呈した上で、日本政府に対しても、「十分な情報提供をしないまま決定した」と遺憾の意を示しています。

一方、27日、韓国の環境相は「最善の処理方法だったのか問いたい」と述べ、周辺国を含めた国際的な検証が必要だと改めて主張しました。