全米自動車労働組合、ストライキ拡大へ 景気後退の可能性
アメリカのUAW=全米自動車労働組合が22日、ストライキを拡大すると、表明しました。
全米自動車労働組合ショーン・フェイン委員長
「ゼネラル・モーターズとステランティスの全ての部品配送施設でストライキを行うよう呼びかける」
全米自動車労働組合は、ゼネラル・モーターズなどの「ビッグ3」と呼ばれる自動車大手3社との間で、待遇改善を求めて一部の工場で今月15日からストライキを行っています。
フォード・モーターとは交渉に進展があったとする一方で、ゼネラル・モーターズとステランティスに対してはストライキを20州、38か所の部品配送施設に拡大すると明らかにしました。
ストの拡大で車の値段が上がるなどして景気が後退する可能性もあり、電気自動車への移行を進めるバイデン政権への影響も懸念されます。