南米コロンビアで19日、大統領選挙の決選投票が行われ、初めて左派の候補が当選を確実にしました。

コロンビアの選挙管理当局によりますと、開票率99.88％で左派のグスタボ・ペトロ氏が50.47％を得票、対立候補の実業家、ロドルフォ・エルナンデス氏は47.28％で、地元メディアはペトロ氏の当選確実を伝えました。

左派　グスタボ・ペトロ氏「今日は歴史的な日だ。新しい歴史をコロンビアに刻む日です」

ペトロ氏は左翼ゲリラの元メンバーで、首都ボゴタの市長などを務めました。3度目の挑戦となった今回の大統領選では、富裕層への増税などによる格差解消を訴えていました。

親米で知られるコロンビアで左派政権の誕生は初めてで、対米関係への影響が注目されます。