プーチン政権与党内にも“厭戦”拡大? 与党「統一ロシア」支持者の6割以上、ウクライナとの戦争に反対か 露・独立系メディア報道
ロシア・プーチン政権の与党「統一ロシア」を支持する人の6割以上が、ウクライナとの戦争に反対している可能性のあることが、独立系メディアの報道でわかりました。
ロシアの独立系メディア「ベドモスチ」によりますと、政権与党「統一ロシア」は、2024年の大統領選挙などに向けて政党支持者のリストを整理しました。
その際、SNSで「特別軍事作戦に反対」する投稿に「いいね!」を押すなどした支持者をAIを使って割り出したところ、1600万人に上ったということです。これは「統一ロシア」の支持者2500万人のおよそ64%に相当し、これらの支持者は政党リストから削除されたということです。
ロシアでは去年11月末の世論調査で、「停戦協議開始」を支持する人が55%に上ったと独立系メディアが伝えていて、戦争の長期化にプーチン大統領の政権与党内にも厭戦(えんせん)ムードが広がりつつある可能性があります。