米議会下院「ヘイトクライム防止法案」可決
アメリカでアジア系住民を狙った暴行事件が相次ぐ中、議会下院は18日、人種に基づく犯罪、いわゆるヘイトクライムを防止する法案を可決しました。
アメリカ議会下院は、アジア系の住民に対するヘイトクライムの防止を目的とした法案を364対62の賛成多数で可決しました。
NBCによりますとこの法案は先月、議会上院を通過していたもので、ヘイトクライムについてオンラインなどを通じて通報しやすくしたり、取り締まりを強化する新たな仕組みなどが盛り込まれています。
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大以降、アジア系住民に対するヘイトクライムが急増していて、大きな社会問題となっていました。
バイデン大統領は可決について「喜ばしいことだ」と歓迎していて、今週中にも法案に署名し、成立する見通しです。