NY大規模デモ アジア系狙う憎悪犯罪多発
アメリカでアジア系住民を狙った憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムが多発していることを受け、ニューヨークで25日、大規模な抗議デモが行われました。
ニューヨーク市で25日、多発しているアジア系ヘイトクライムなどに抗議するため、住民ら数百人が集まりました。
市内では、新型コロナウイルスの感染が拡大した去年3月以降、ヘイトクライムが急増しています。今年はすでに26件発生していて、デモの参加者からは不安の声が聞かれました。
デモに参加したアジア系女性「以前はこんなことは考えられなかった。長年住み慣れた場所で道を歩くのを怖がらないといけないのは悲しいです」
一方、ニューヨーク市警は25日、アジア系ヘイトクライムの取り締まりを強化するため、アジア系の私服警官によるパトロールを始めると発表しました。警官に対してヘイトクライムを行った容疑者をその場で逮捕し、被害を減らしたい考えです。