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米・NY市“アジア系”狙った憎悪犯罪急増

2021年4月7日 12:17

アメリカ・ニューヨーク市内の最新の犯罪統計が発表され、アジア系住民を狙った事件や凶悪犯罪が急増している実態が明らかになりました。

ニューヨーク市警は6日、先月、市内で起きた犯罪の件数などを発表し、前の年の同じ月には0件だったアジア系住民を狙った憎悪犯罪=いわゆるヘイトクライムが31件に急増したと明らかにしました。背景には、新型コロナウイルスのまん延によるアジア系住民への憎悪があるものとみられています。

また、前の年の同じ月と比べて殺人事件が36%、車両窃盗が35.1%増加するなど、犯罪件数自体が増加傾向にあることを明らかにしました。銃が使われる事件も76.8%増加していて、治安の悪化が懸念されています。