アメリカでは、接種を推進しようと、宝くじを配布したり、チアリーダーたちがダンスを披露しました。一方、インドでは、病床が足りず、学校の教室で、患者の治療が行われています。ブラジル・リオデジャネイロでは２万人以上が密集していました。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。

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■アメリカ　ワクチン接種を推進、宝くじの配布も

（アメリカ感染者　３３１４万３７４７人
　　　　　　死者　　　５９万　５３３人
　※米ジョンズ・ホプキンス大　２５日午後５時）

世界最多の３３００万人以上が感染したアメリカ。あの手この手でワクチン接種を推進しています。ニューヨークにあるワクチン大規模接種会場では、接種を終えて出てきた人の手に何かが握られていました。手にしていたのは…。

ワクチンを接種した人「宝くじです」

ニューヨークでは２４日、１０か所の大規模接種会場で、初めてワクチンを接種した人を対象に宝くじの配布がスタート。最高賞金はなんと、およそ５億４０００万円。

ワクチンを接種した人「約４３００円が当たりました。何に使う？サンドイッチが食べたいんだっけ？」

こちらの女性は…。

ワクチンを接種した人「当たったかな？外れた！楽しかった。人々がワクチンを接種する気になると思います」「宝くじに当たらなくても幸せです。ワクチンが打てたから普通の生活にまた戻れると思う」

ロサンゼルスでは、学生らを対象にした訪問型の接種がスタート。初日を盛り上げようと地元の高校では、チアリーダーたちがダンスを披露しました。

ワクチン接種を行っているのは各学校を巡回するチームです。高校生の元を直接訪れて、ワクチン接種のペースを加速させようとしています。およそ２週間で中学・高校合わせて２５０校を訪れるこの取り組み。対象者の近くの通い慣れた場所に、ワクチンを届けるのが狙いです。

高校生「ワクチンを打てて良かった。うれしい。夏休みに友達とイベントができるようにしたかった」

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■インド　病床が足りず、学校の教室で患者を治療

（インド感染者　２６９４万８８７４人
　　　　　死者　　　３０万７２３１人
　※インド保健当局　２５日）

世界２番目となる２６００万人以上が感染したインド。西部・ムンバイでは、学校の教室で患者を治療しています。

校長「病床が足りないので、学校を新型コロナの療養施設にしました」

新規感染者が、今なお連日２０万人を超えるインド。ワクチンも不足しているため、デリーでは、４４歳以下の接種を停止しました。

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■ブラジル　再び感染拡大、大統領は“経済優先”も

（ブラジル感染者　１６１２万　７５６人
　　　　　　死者　　　４４万９８５８人
　※米ジョンズ・ホプキンス大　２５日午後５時）

１６００万人以上が感染し世界３番目となっているブラジル。リオデジャネイロで２３日、２万人以上が密集していました。群衆のお目当てはこの人…。

ボルソナロ大統領は、支持者の集会に参加。死者１人１人に心が痛むとしながらも、改めて経済優先の姿勢を強調しました。

ブラジル・ボルソナロ大統領「あなたたちの自由を確保できるように、あらゆる対策を講じる」

ブラジルでは再び感染が拡大。先週の新規感染者は８万人前後の日が続いています。

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■イギリス　感染者から出るにおいを探知

イギリスでは、感染者から出るにおいを探知する犬の訓練が行われています。研究チームによりますと、衣服やマスクなどのサンプルをかがせたところ、９４．３％の精度で特定できた犬もいたということです。

研究チーム「一刻も早くノーマルな生活に戻る手助けになることを期待します」

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世界では１億６０００万人以上が感染。死者は３４０万人を超えています。

（世界感染者　１億６７３２万８４２６人
　　　　死者　　　　３４７万３９７５人
　※米ジョンズ・ホプキンス大　２５日午後５時）

少なくとも１回のワクチン接種を済ませた割合は、イスラエルがおよそ６３％。イギリスがおよそ５６％となっています。