ミサイル着弾…「露軍はわざと住宅地を狙い撃ち」国際社会による武器供与の必要性訴える
ウクライナ第2の都市・ハルキウで9日、ロシア軍のものとみられるミサイルが住宅地に着弾し、少なくとも6人がケガをしました。
ウクライナ第2の都市・ハルキウで9日、ミサイルが住宅地に着弾しました。映像では、地面には大きな穴があき、周囲の住宅が大きな被害を受けているのがわかります。
ロイター通信などによりますと、12歳の少女を含む6人がケガをしました。
ウクライナ当局はロシア軍のミサイル「イスカンデル」による攻撃だとしています。
ゼレンスキー大統領「(ロシア軍は)わざと住宅地を狙い撃ちしたのだ。このようなテロ行為を本当に止められるのは、現代の強力な武器だけだ」
ゼレンスキー大統領は9日、ハルキウなど各地でロシア軍による攻撃が続いていると明らかにした上で、改めて国際社会による武器供与の必要性を訴えました。
こうした中、イギリス国防省は9日、ロシア軍が新たな作戦のため国内に温存している部隊をウクライナに向けて移動させているとの分析を明らかにしました。
ロシア軍としては、東部・ドネツク州の制圧を目指していますが、こう着状態が続く中、部隊の強化を進めているものとみられます。