“関係悪化”の米露、首脳会談へ
アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領による初めての首脳会談が、日本時間の16日夜、スイスで行われます。関係悪化に歯止めをかけられるかが焦点です。
バイデン大統領は日本時間の15日夜、プーチン氏に先立ってスイスのジュネーブに到着しました。
会談は、両首脳が悪化した関係を「最低の水準」と表現する中、行われますが、バイデン大統領は余裕の表情ものぞかせました。
バイデン大統領「(Q.準備はいかがですか)いつでも大丈夫だ」
アメリカ政府高官は15日、関係の悪化を受けて、それぞれ召還している「両国の大使がジュネーブに来る」「復帰する可能性がある」と明らかにしました。
また両国は、軍備管理をめぐる「戦略的安定性」を重視していて、核軍縮を進める新START=新戦略兵器削減条約の後継の枠組みについても対話の再開を模索するものとみられます。
一方で、バイデン大統領は、ロシアの野党勢力指導者の収監を人権侵害だと提起する見通しで、厳しいやりとりも予想されます。