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与正氏「誤った期待」米高官“評価”けん制

2021年6月22日 14:23

アメリカのバイデン政権高官が対話の可能性に言及した北朝鮮側の姿勢を前向きに評価したことについて、22日、金正恩総書記の妹・与正氏は「誤った期待」などとけん制しました。

与正氏の談話は22日、国営の朝鮮中央通信を通じて出されました。与正氏は「対話にも、対決にも準備する」との金総書記の発言に20日、サリバン大統領補佐官が「興味深いシグナルだ」と前向きに評価したことに言及。ことわざを引用しながら、アメリカが状況を都合よく捉えていると皮肉り、「誤った期待は、自身をさらに失望に陥れるだろう」と警告しました。

ソウルを訪れているソン・キム北朝鮮担当特別代表も北朝鮮側に条件なしの対話を呼びかける一方で、制裁を続ける考えを示していて、こうしたアメリカ側の姿勢をけん制する狙いがあるものとみられます。