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露・モスクワ 未接種など飲食店利用制限へ

2021年6月23日 10:46

新型コロナウイルスの感染者が急増しているロシアのモスクワでは、22日、ワクチン接種などの条件を満たさなければ飲食店を利用できないとする新たな制限が発表されました。

モスクワでは、19日に1日あたりの新規感染者数が9120人と過去最多となるなど、今月に入って感染者が急増しています。このため、市当局は28日以降飲食店を利用できる人について、ワクチン接種を完了、6か月以内に新型コロナに感染、72時間以内にPCR検査で陰性、のいずれかの条件を満たす人に限定すると発表しました。

ロシアではワクチンの安全性に対する警戒感が根強く、2回の接種を完了した人はおよそ11%にとどまっています。

ペスコフ大統領報道官は、「ウイルスへの抗体を持たない市民は周りに危険をもたらす可能性があるため何らかの差別は避けられない」と述べていて、新たな制限の導入で接種を加速させたい狙いがあるものとみられます。